Jiraud Black Cloud 5 Limited (30) まとめ

一ヵ月ぶっ続けで語れるベース

 

ブラッククラウドについて長く話してきましたが、ひとまず今回で終了。

 

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基本的な使い勝手や音の傾向といい、簡単にまとめると

 

凄いジャズベース

 

と考えておけば、とりあえずは良いんじゃないかと思います。

 

フェンダーシェイプとサウンドそのものでなければ認めないという場合、なかなか受け入れ難い面があるのも確かかもしれません。

 

しかし、より高い完成度やバランスを求めるのであれば、これ以上のものはないですね。 

特にそのタッチレスポンスに関しては、比較になるものが存在しません。

 

レンジの広さや音づくりの幅も含め、よくある安易なアクティブJBなどとは明らかに次元が異なるでしょう。

 

スペックや理屈を超えた楽器もある

 

いくら凄いベースとはいえ、最終的には好みの問題。

 

フェンダーが欲しけりゃフェンダーを弾けばいいわけであり、余所にそれを求めるのも何か違うと自分は考えています。

 

音詰まりがある、音量バランスに難がある、環境に左右される。

そういった欠点と思われそうな点も含め、独特のサウンドや味わいになるもの。

 

実際、自分もそんな楽器を弾くのが妙に楽しかったり、欲しくなったりすることがありますし、音楽というのは本当に奥が深いものだと痛感します。

 

古いJBやらPBが欲しいならそれを弾けばいいだけの話。

 

変に今の技術やら材料で再現しようとするから話がおかしくなってきてしまう。

高級なコピー品やら安直なアレンジみたいなのが増え続けるのもどうかと思うところです。

 

60年代前半のJBをフレットレスにしたものを弾いたことがありますが、正直言って、パッシブの欠点がどうのとかインピーダンスがどうのとか語る気も失せましたもんね。

 

ああなっちゃうともう、どうやってもそれを超えることはできないのだと理解しました。

欠点から何から含めて、そのすべてが完成されてしまっているなと。

 

存在そのものが魅力のかたまりであり、理屈抜きで素晴らしい楽器だった次第。

 

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結局は好きかどうか

 

ある意味ではブラッククラウドは淡泊な楽器とも言えそうですし、音色的にあまり魅力を感じない人がいてもそんなに不思議ではないかと思います。

 

自分にとってはこれ以上ない楽器だと確信していますが、フェンダーを求めるならフェンダー、ギブソンを求めるならギブソン、それが正解と言うか、世の中ってそんなものなんじゃないかと。

 

スペック云々を語るより「俺はこれが好きだから弾いてるんだ!」ってのもシンプルで良いですよね。

 

ブラッククラウドについても単純にそれが好きだから、自分に合ってるから弾いてるってだけなのかもしれません。

 

大切なのは結局のところ、

 

好きかどうか

 

これなんじゃないかと思います。

弾いてて楽しい、飽きないってのは本当に重要なポイント。

 

一生使えるベース

 

良いものを作るための確かな理屈や経験。

独自の感覚がこれでもかと詰め込まれている楽器。

その意味でジラウドは本当に素晴らしい存在です。

 

ブラッククラウドはその集大成であり、余所では真似のできないベースですね。

 

その一方、弾き手のタッチやセッティングに正直に答える楽器だと考えた場合、実はこんなにいい加減で曖昧な楽器もない気がしてくるから面白い。

 

『人間』という最大の不確定要素に出音を委ねるってのは実は凄く怖い話でしょう。

考えようによっては完璧とはかけ離れてますし、そこが合わない人がいたとしても不思議ではない。

 

とにかくタッチコントロールが楽しい。

弾けば弾くほど上手くなるし音も良くなる。

何年でも弾いていられる素晴らしく完璧で曖昧な存在。

 

そんなプレイヤーありきの楽器だからこそ、自分もようやくこれに落ち着きました。

20本ぐらいはメインをとっかえひっかえし、試奏数は軽く数百本超えています。

それでも今のベースが一番、こいつが俺って感じです。

 

「他のやつが使ってるベースなんて嫌だ!」なんて自分の幼稚で見栄っ張りな要求にも答えてくれるのもナイスなポイントですね。

 

自分の人生、これと共にあるなぁと。