Jiraud Black Cloud 5 Limited  JFDT-C スラップモードの恐怖

スラップモードのサウンドは唯一無二なものだと思いますが、とにかく超高域まで綺麗に伸びるし高解像度でレスポンスも半端ではない為、ちょっとしたミスやノイズもそのまま再生されてしまう印象があります。

 

タッチやフィンガリングが悪かったりするとバズまみれの音になってしまう可能性が高くなりますし、物凄くワイドレンジなだけにアンサンブルの中で活かすのがなかなか難しくなってくる面もある。

 

特にフルチューンの場合、更に常識外れにワイドレンジになってレスポンスも高速になる為、誤解を承知で言うならばとんでもなく下手に聴こえてしまう可能性も十分にあるわけです。

 

実際、ジラウドのベースに慣れるまでは弾くのが怖かった時期があったりしますし、こんなに自分は下手なのか基礎が出来てないのかとよく落ち込みました。

 

「こいつは誤魔化しが利かない!」なんて言われる楽器が世の中あるものだと思いますが、フルチューンのスラップモードはその頂点にあると言っても過言じゃない。

 

レンジ狭いだけのパッシブベースなんて可愛い物かもしれません。

 

しかしそれだけに自然と凄く練習になるのは確かなので、良いタッチを身に付ける為の強力なアイテムにもなってくれます。

 

縦振動を身に付けようとする際、ジラウドではまずOPBを弾く事を体験するものだったりしますが、そのOPBで一応は太い音を出せる様になったとしても、スラップモードを完全にコントロール出来るとは限りません。

 

右手のタッチだけではなく、実は左手の方が鍛えられる様な印象もあると言いますか、押弦の甘さが残酷なぐらい分かってしまう為、やはりそれが即バズやノイズとして容赦なく再生されると感じます。

 

バリバリに活動してる上級者であっても初心者でもあっても、恐らくは弾くのが大変なフルチューンのスラップモード、それだけに弾けば弾く程に楽器演奏の奥の深さを感じるんじゃないかと思う次第。

 

楽器に物凄く鍛えられると考えると、上級者向けでありながら実は凄く初心者向けでもある気がするところですし、最近やっと弾ける様になってきたかなぁと思う反面、もっと早く手に入れてれば今よりずっと上手くなってたのかも?なんて考えたりもします。

 

本当に色々な面から意味からスラップモードは楽しいなと。