アクセラレータ
ジラウドならではと言えばこのバッファの存在も外せません。
本当に素晴らしいオリジナル製品ですね。
入力インピーダンスが3.2Ωにもなるものですが、これが実に凄い。
その性能と効果が分かってくると、他は目に入らなくなってくるんじゃないかと。
なんでもこいや
「超絶派手なサウンドが好き!」
「渋いパッシブサウンドが好き!」
「誰も出してない独自の音を出したい」
など、音というのはさまざま好みが分かれるものでしょう。
アクティブ派だのパッシブ派だの、いまだにそんな論争が存在するのだとも想像します。
やれドンシャリだの、あれには向かないこれには向くだの、そういった機材レビューもよく見かけますし、妙な固定観念も強く働くものではないかと。
しかしこのアクセラレータ。
地味でも派手でもなんでも、どんな方向に行ってもその恩恵を受けることが可能であり、絶大な活躍を期待できます
これぞ正しくバッファとして作られているものなんじゃないかって感じですね。
「PUからの信号をハイインピーダンスで受けローインピーダンスで出力する」
ただそれだけのことなのかもしれませんが、それを高性能なもので実行するとこれほどの効果が得られるものなのかと驚かされる次第。
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究極のバランサー
そのアクセラレータを二基搭載した『アクティブバランサー』
これもまたとにかく素晴らしい存在です。
フロントとリアと各PUに対しバッファを通すというなんとも贅沢な発想。
PUからほぼ最短でインピーダンスの変換を行うことで、とにかく劣化の少ない音になります。
もちろん、バランサーとしての性能も素晴らしく、センターにすると音量が落ちるとか通すだけで音が曇ったり痩せるなんて心配もありません。
先日の微電流トグルの話ではありませんが、PUの微弱な信号をいかにロスなく届けるか、いかに妙な加工をせずそのまま出力するか、それに見事に答えてくれるものですね。
入力インピーダンスの低いアンプを使用しなければならない場面に遭遇しても安心ですし、発想としてはシンプルの極みなようでもとにかく実用的。
超高速+超高速
高速タッチレスポンスが魅力のブラッククラウド。
そこにこのアクティブバランサーの組み合わせは本当に強烈。
木工的にすでに高速なことに加え、電気的にも超高速仕様になるわけです。
ま~、レスポンスにおいてこれに勝てるベースは恐らく存在しないんじゃないかと思いますね。
高域がただやかましいのが速い音だと認識されがちですが、そういった類のものとは根本的に異なります。
超下から超上まで全音域にわたって凄まじいレスポンスと音抜けの良さを実感できます。
これに慣れちゃうと他のベースは弾けなくなるかも?