地味に重要な微電流用トグルスイッチ Jiraud Black Cloud 5 Limited (16)

ジラウド初のオリジナル製品

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それが実はこの小さなスイッチだというのだから驚きなところ。

 

電源スイッチなどに使用されるようなもの、それが平然と楽器に使われているのが業界の現実であり、それに憤慨したのだそうな。

 

PUや9V用の回路などから生まれる信号なんて本当にたかが知れてるものだと思います。

それを安易な流用で無神経に劣化させているというのは確かに失望する話ですよね。

 

こういった細かい部分や軽視されがちなところもしっかり考えられているのがジラウドの良さであり魅力。

 

自分が欲しいものを作る。この世にないならからこそ作る。

そういった姿勢こそ物作りの基本であり、音に関連する部分に妥協しない姿勢が表れています。

 

当たり前のことのようですがそれを本当に実現しているのが素晴らしい話ではないかと。

 

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多機能とクオリティの両立

 

PUの並列と直列とを切り替えることでサウンドバリエーションが増えるのは良いですが、これには問題点もあります。

 

配線を無闇に引き回したり前述のようなアンマッチなスイッチを使って音痩せしてしまうのでは本末転倒。

 

ジラウドにも並列と直列と切り替え可能なハムバッカーがありますが、劣化を嫌って独自に解決してるのがさすがなところ。

 

PUケース内に微電流トグルを内蔵して最短で切り替えられる仕様、非常にシンプルで分かりやすいなものなんですが、でも、実際にやってるところはほとんどないですよね。

 

そういった音に対してのこだわりに確かな説得力を感じる次第です。

 

音へのこだわりと自信

 

自信がないから多機能にしてみたとか、そうやって後付けで要素を盛り込んでいっても音は良くなってくれないものです。

 

むしろ遠回りをするはめになり、良い結果に辿り着けなくなる可能性の方が高い。

 

「理屈じゃない!」とか無根拠でいい加減であることが美徳とされがちな傾向がある楽器の世界ですが、作り手の無知と無神経によってどうにもならない劣化を強いられてしまうのは勘弁な話。

 

ジラウドは音で納得できるのはもちろん、そこから理屈でも納得できる楽器を作っている希有な存在ですね。

 

小さなスイッチひとつにもその姿勢を感じるのが良い証拠でしょう。

これこそ何ともジラウドらしいパーツであるとも言えるんじゃないかと。