Jiraud Black Cloud 5 Limited (3) シャム柿のミューズ 真ん中の存在

音楽の女神

f:id:bakibakibass:20170714122603j:plain

 

ブラッククラウド最大の特徴。

それがセンターにはめ込まれたシャム柿材の存在でしょう。

 

これがないと『J-BASS』というモデルになってしまう為、非常に重要なポイントですね。

非常に特徴的なシルエットであり、他のものとの違いを見せつけています。 

 

とは言え、主材になるのはあくまでマホガニー(またはアッシュ)の方ではありますね。

 

3ピースのボディやスルーネックのものとも異なり、1ピースのボディに1cmほどの厚みの板をはめ込んでいる構造になっています。

 

そのあたりについては、こちらの裏側の画像も見てもらうと分かりやすいはず。

 

f:id:bakibakibass:20170714122656j:plain

 

J-BASSの発展形

 

ジラウドの象徴とも言えそうですし、他にないオリジナルモデルなのが

 

『J-BASS』

 

そのJ-BASSを木工的に独自の発展をさせたのが、このブラックラウドになるんじゃないかと。

 

シャム柿をはめこむことによってどんな変化が起こるのか?

まず明らかにタッチレスポンスの向上している印象。

 

マホガニーの弱点を補うとかそんな理由ではなく、さらなる高速性を求めての仕様と言えそうです。

 

先日の話の通り、ホンマホ自体がそもそも異常なレスポンスを持っている為、正直言って、やりすぎなぐらいの領域にまで来てる気もしたりして?

 

【スポンサーリンク】

 

 

見せかけの装飾ではない

 

このブラッククラウドならではの利点。

 

トップ全体にベタッと貼るのでもセンターブロックにするわけでもないので、ちゃんと豊かにボディ鳴りしてくれるのが本当に素晴らしいところですね。

 

多重構造にしたり硬質な材を貼る場合、音もレスポンスもどんどんおかしくなったり、重くなっていく印象も強いのが大体のパターン。

 

そういったものとは異なり、ベースらしい実用性とトータルバランスが非常によく考えられています。

 

かなり大型に見えるボディと、実際に太かったりするネックではありますが、重量は意外とそこまででもなかったり。

 

中には5弦にもかかわらず、3kg台に納まった個体などもあったそうな。

 

もちろん、軽量で厳選された材を使用していることも大きいのでしょうが、トータルバランス無視の無闇な大型化とは全く異なります。

 

硬質な木材を組み合わせることによって得られるメリットをほぼデメリット無しで実現できるという、恐ろしく実用的で贅沢な仕様と言えるかもしれません。

 

また、高密度で重量のある材がボディに使用されるためか、音の重心が下がる効果もあるのが美味しいポイント。

 

ボトム豊かかつレスポンスは向上しているという、弾いてて本当に気持ちいいベースです。

 

弾いて分かるその凄さ

 

「弾かなきゃ分からない!」

 

と言うのも月並みかもしれませんが、でも本当にその通り、この素晴らしさは実際に弾いた者でなければ分からないものでしょうね。

 

見た目的には高級家具調ベースの類と同じような印象を与える可能性もありそうですが、表面的なアピールばかり考えているようなものとはこだわりの次元が異なる楽器でしょう。

 

色々な意味でとにかく贅沢です。

 

ジラウドの象徴的存在と言っても過言ではないはず。