緊張を味方につけるという疑問 体調不良・準備不足はただの敵

緊張は敵か味方か? 目次

 

 

無理矢理な現実逃避への疑問

 

音楽・演奏に限った話ではなく、精神と体調の管理は重要なもの。

 

「緊張を味方につける!」

 

なんてことがよく言われたりもしますが、体調不良に疲労やストレスまでセットにして頑張るのは、まぁ正直、辛いだけって気がするところ。

 

その中で現実から目を背けたり、無理に楽しもうとするのもどうなのかなと。

 

ろくに睡眠も取らない、食事もむちゃくちゃ、目的や本番当日に向けての計画も一切ないなど、それでなんとかなったり成功するのは、超人的な一握りの人種の話でしょう。

 

そういう人達にしたって長い目で見ればどうなるのかは分からないし、結局は自分に合うように「よく寝てよく食べて」というのが基本に思えます。

 

大切な場面に不安や緊張はつきものですが、それを生む原因になるであろうものを分かりやすくまとめ把握し、解決の手立てを講じてみることも大切なはず。

 

コンディション悪化の害

 

無闇に練習しまくって体を壊したりした場合、それがまた余計に恐怖やプレッシャーを生むはず。

結局、よりひどいい緊張と不安の原因になってしまうように感じます。

 

身体にも精神にも問題が起きたり、ストレスを複雑に抱えすぎてしまっては、脳も上手く働かなくなるかもしれません。

 

そしてダメージが蓄積されていけば、問題はどんどん深刻にもなっていくでしょう。

不安材料が重なり睡眠にも影響が出たりするともう、すべてが悪循環になっていきます。

 

さらに食事に問題を抱えると、それがさらに加速されていく印象。

 

食べすぎてしまえば内臓が疲労し、上手く行動できなくなる可能性も高くなります。

一方、食べなければ体力は衰え力も出なくなる。

こういったコントロールというのは本当に大切なことですよね。

 

健康や体調管理を目的に断食のような極端な方法を取り入れるというのも、個人的にはあまり信用していません。

内臓を休ませるというのは確かに分かる話ですし、時にはそういった荒療治を用いてみるのも面白いとは思います。

 

しかし、赤の他人の成功例に安易に影響されたり、一気に無理に試すなんてのは論外。 

急に環境を変えたり、極端に言えばそれまでの生き方を変えるというのは、相当な負担になるはず。

 

それが楽しいならまだしも、無理して自分を騙しながらやるのは本末転倒に感じるところ。

 

【スポンサーリンク】

 

 

人はそう簡単には生まれ変われない

 

一夜漬けで何とかなる人というのは、実力や体力を持ってるのは当然のこと、豊富な経験値をすでに持ってる存在ではないかと思います。

 

そんな人の意見、極端な話や実験を鵜呑みにするのは、実はすごく怖いことですよね。

 

自分にいまいち自信が持てない、不安を拭いきれないというのであればやはり、地道に準備したり管理したり、少しでも何かを蓄えた方が良いのではないかと強く感じます。

 

たとえばの話、早起きできない人が当日だけ無理して頑張って早起きするより、普段から普通に当たり前に起きれるようにしておいた方が絶対に楽になりますよね。

 

それと同様、いきなり食事を切りかえて体づくりをしようとするなんて試みてもそうは上手くいかないものですし、いきなり極端な実践をする方向には疑問が湧きます。

 

薬に頼るのも本末転倒と言うか、それよりもまずは生活習慣や食事の方に意識を向けるべきでしょう。

 

短期間では良いようでも、その反動が来るようなことがあったら本当に怖い。

しかも、その反動が一気に起こってしまったら目も当てられないかもしれません。

 

それで失敗が続けば緊張を克服どころか、再起不能になることすら考えられますし、努力と摂生しているつもりが裏目に出た時の絶望感たるや、なかなか凄まじいものがあります。

 

まさに「心が折れる」というやつですね。

 

緊張を力にするには条件がいる

 

体力や気力が充実している場合、緊張状態を上手く好転させれば確かに、それを本番ならではの集中力や爆発力に変えることも可能なのだとは思います。

 

「成功させたいという希望」「失敗したくないという不安」など、それが限界を超えた超人的な力を生むことは十分に考えられます。

 

これがハマった場合、

 

「緊張を味方につける」

 

と言うのも、納得な話に思えますよね。

気の持ち様で人の力というのは本当に大きく変わるもの。

 

一方、明らかになんらかの問題を抱えているのであれば、これはやはり、その原因や不安としっかり向き合うべきだと考えます。

 

身体も精神もボロボロだったり、常に不安な精神状態でいるなら尚のことであり、体調と精神の管理を心掛けた方が良いはず。

 

そんな中で「緊張を味方に!」なんて無理に鼓舞なんかするより、まずやるべきことがあるんじゃないかと。

 

人間、体温がちょっと低いだけでもネガティブになったりするものですし、胃腸の心配事なんてものはダイレクトに不安やストレスにも繋がりますよね。

 

そこを食事でコントロールしたり普段から意識するだけでもだいぶ違ってくるし、明らかな不摂生を積み重ねているようだったら、まずはその問題点の解決に目を向けるべきでしょう。

 

体調不良や不摂生から来る緊張や不安はただの敵であり、百害あって一利なしに思えるところ。

 

不相応な完璧主義が身を滅ぼす

 

無理に緊張を味方にしようと悩んだり苦しんだりするぐらいだったら、その酷い状況の中での最善を考えた方がまだ気は楽になるように感じます。

 

「俺の実力はこんなものじゃない!」

 

なんてのは自惚れですよね。

そんな非現実的な理想の追求みたいなものは邪魔になるだけ。

 

もちろん、そういった志がなければ成長も向上もないのも確かだとも思います。

危機感もなくへらへらと笑ってミスを受け入れていたって先は見えてこないでしょう。

 

しかしやはり、過剰な足枷になってしまったり、自分を追い詰めるような病的なレベルでそれを抱えてることが良いとはとても考えられません。

 

それならいっそ実力不足だと素直に認め、開き直った方がマシに感じます。

 

繰り返すようですが、身体も精神もボロボロだったり、常に不安な精神状態でいる中で「緊張を味方に!」なんて無理に鼓舞なんかするよりもまず、やるべきこと・やれることが絶対にあるはず。

 

 『集中』と対極にあるような『緊張』は悪にしかならないでしょう。

 

今、自分がやれることに最大限集中するのが、緊張を味方につけるということではないかと。