楽器のエージングはオカルトか否か?

弾きこむ事で音が変わる

 

と、よく言われているものだと思います。

 

「扱いに慣れただけ!」とか「そんな事はありえない!」なんて意見もありそうですが、自分はエージングというものを信じている人間です。

 

と言うか、変わってなければ説明がつかないレベルの変化を経験している為、否定するのはどうやっても無理だと感じているところ。

 

音の変化をぜんぜん実感できないというのはそういう楽器を使っているか、または、変化の起きない弾き方をしているのかとも想像。

 

組み上がったばかりのド新品のジラウドベースとかを弾くと面白いですよ。

最初の30分から数時間弾く程度でも音の変化を実感できるはず。

こんな楽しみと快感があるのかとワクワクしてしまう。

 

数か月弾くだけでも相当な変化が起こりましたが、年単位で弾きこんでいくとさらに凄いことになっていきます。

 

購入最初はベースをブーストしたくなるのが弾き込むほどにその量がどんどん減っていき、最終的にはカットしたくなるぐらいの鳴りにもなっていくという。

 

もはや完全な別物ってぐらいの変化が起こる可能性もありますし、これが分からないってのは相当に耳かタッチがまずいって話になってくるかも?

 

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弾けばすぐ分かるのに理論的に有り得ないから否定? 

 

ここまでの変化があると「安定してないだけ!」とか「未完成品を売るのか!」とまで見る人も中にはいそうな気もするところ。

 

しかし、そういった曖昧な謎の要素もあるのが醍醐味と言うか、楽器の深さってものではないかと。

 

弾きこむことで音が変わるのはなにもジラウドに限った話ではありません。

一度エージングの実感をすれば、ヴィンテージ楽器などに経年変化以上の何かがあるのも理解できる話。

 

どんな理屈なのか物理現象なのかは正直まるで分かりません。

けど、まず頭で考えて否定したり、「不明な要素だから切り捨てよう!」というのは逆に不自然な話でしょう。

 

「弾けば分かる!」

「聴けば分かる!」

 

このシンプルな感覚が人間らしくて良いじゃありませんか。

 

以前の生音の話ではありませんが、まず否定的な感情と反論ありきで構えるよりも、弾き手と楽器と一緒に成長してると考えた方が楽しいんじゃないかと。

 

楽器を育てる楽しみを知らずにすぐ手放したり入れ替えたり、それはもったいない話です。

 

良い物は最初から良いのも事実

 

ただまぁ、そういった心理を利用した明らかにうさんくさい商売や宣伝、詳細が一切不明なカスタマイズなど、そういうのは無視放置していいでしょう。

 

自分が信じているエージングは明らかなレベルだったからこそであって、「ちょっと変わった?何か良くなったかも?」という程度の話ではありません。

 

また、店側に何かしてもらったのではなく、『自分が弾きこんだ結果』だと納得もできます。 

気分の問題程度の変化に大金を投じるぐらいなら、普通に練習でもした方が真っ当で健全。

 

求める理想も楽しみ方も人それぞれ好みの問題ですが、あまりに荒唐無稽なものには近づかないようにするか、ネタにするぐらいでいいと思います。

 

フェンダーの古い楽器が称賛されるのは最初から完成度が高かったこともあるはず。

どうしようもない不良品のようなものが長く愛され、実用もされてきたとは考えられません。

 

ポテンシャルのある楽器を弾きこんでいくからこそ、そこに意味が生まれるんじゃないかと。